NCBNニュースレター

特集

国立長寿医療研究センターと東北メディカルメガバンクが共同研究を締結

国立大学法人東北大学 東北メディカル・メガバンク機構(以下、東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo))と国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター(以下、国立長寿医療研究センター(NCGG))は、共同研究を実施する契約を平成 29 年 8 月 21 日に締結し、共同研究を開始しました。一般住民(健常者主体)対象と疾病対象のバイオバンク間の包括的な連携は我が国でも先進的な事例です。本連携により、NCGG バイオバンクが保有する認知症等の老年病を中心とした患者由来の検体と東北メディカル・メガバンク計画(TMM 計画)の一般住民由来の検体を統合解析するなどし、直面する超高齢社会における健康寿命の延伸に向けた研究に取り組みます。ToMMo が運用するバイオバンクと、NCGG メディカルゲノムセンター・バイオバンク(NCGG バイオバンク)が一翼を成すナショナルセンターバイオバンクネットワーク(NCBN)は日本の 3 大バイオバンクのうちの 2 つであり、今回、両機関の連携を皮切りに、今後のオールジャパンでゲノム医療等を支援する体制構築につなげていきます。

最新ニュース

BioJapan 2017 にNCBNブースを出展

2017年10月11日(水)-13日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催された「BioJapan 2017」のNCBNブースへ多くの方にお立ち寄り頂きました。
ブース写真と展示しましたポスターとスライドを掲載します。

NC活動状況

各NCの進捗報告

NCC

日本ではがんで命を落とす方が、高齢化で増加することが予想されます。このような中、当センターにおいては、最新・最善の治療を行う一方、新しいがん診断法・治療法の開発や、新たながんの予防法を構築することが社会的使命と言えます。

現在がんの研究は急速に進歩し、がんの遺伝子異常は極めて多様性に富むことが明らかになりました。おなじ「肺がん」であっても人によって原因遺伝子は異なっていることが多いなど、がんの様々な特性がわかってきたのです。こうした特性を理解し新しい治療法を開発するためには、実際の患者さんの生体試料を最新の技術で解析することが極めて重要です。

精度の高いバイオバンクの構築は、現在有効な治療法がないがん種に対して効果的な治療薬の開発を可能とし、がん克服という人類共通の願いを実現するための重要な礎となります。医療従事者と患者さんのみならず、国民全員が協働することにより、近い将来にがんが決して怖い病気ではなくなる時代を実現するために、当センターは充実したバイオバンクの構築に取り組んでまいります。みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

NCVC

【第4回アカデミック フォーラム <大阪> にNCBNブースを出展します】

NCBNは、インテックス大阪において2018年2月21日(水)~23日(金)に開催される第4回アカデミック フォーラム <大阪>に参加し、ブースの出展とセミナーを行います。アカデミック フォーラム は、医療・介護総合EXPO 大阪(通称:メディカルジャパン 大阪)の一部として開催されます。同時に第4回再生医療 産業化展など7つの医療系展示会と第7回介護甲子園決勝大会が開催され、医療機器・設備/医療IT/介護・看護製品/地域包括ケア/医療機器の開発/製薬技術に関わる製品・技術・サービスが出展される「医療の総合展」となっています。

NCBN展示ブースでは、各NCバイオバンクの実務に詳しい担当者が、直接ご来場の皆さまに対応をさせていただきます。また、「ナショナルセンター・バイオバンクネットワークの使命と活動について」2月23日 (金) 11:50~12:20セミナー会場L (インテックス大阪 2号館)にて、NCBNの活動についてセミナーを行います。皆さまのご参加をお待ちしております。

第4回 アカデミック フォーラム <大阪>

アカデミックフォーラム プログラム

(写真)昨年の第3回アカデミックフォーラム2017 <大阪>NCBN展示ブースの様子

NCNP

【NCNPバイオバンクのニュース】

  • 条件検討用試料の迅速提供が可能になりました

本格的な研究に先立って測定系の条件検討をしたい場合があると思います。様々な手続きを経て、やっと試料を入手しても、定量下限以下であった…では泣くに泣けません。また、購入試料で条件設定したところ、当バンクの試料とは測定レンジが大幅に異なっていたというケースも経験しています。そこで、NCNPバイオバンクでは、条件検討試料(現在は血液、脳脊髄液試料のみ)の提供に際しての手続きを大幅に簡略化し、委員長が認めた場合には、通常の審査(利活用推進委員会+倫理委員会)を経ずに、右のような簡単な申請書にて、迅速的に審査提供できるようになりました。ぜひご利用ください。(MTAは必要です。また、利用者の機関で倫理審査が必要かどうかについては、利用者側機関の判断になります)

NCGM

【(利用者の方へ)NCGMバイオバンクからの試料等提供について】    

国立国際医療研究センター(NCGM)バイオバンク http://biobank.ncgm.go.jp/

廣井 透雄(バイオバンク長)
秋山 純一(副バイオバンク長)

NCGMの特徴としてまず挙げられるのは、感染症、糖尿病などに加え、多くの合併症を持つ複雑な患者さんに対して高度な総合診療を実施している点です。これらの特徴を活かして、研究機関や民間企業からのご要望にできるだけお応えできるように、日常診療で得られる情報を基に様々な条件に合致した試料を選定し、分譲での試料、情報の提供を積極的に進めております。

また、試料提供をきっかけにして、共同研究に発展している事例もございます。共同研究のご相談も承っております。

試料提供者の方々、バイオバンクをご利用される方々とともに、当センターのバイオバンクをしっかりと育てていきたいと思っております。ご意見・ご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問合せ_NCGMバイオバンク事務局(鈴木)/ncgmbb@hosp.ncgm.go.jp

NCCHD

成育バイオバンクでは、分譲・共同研究の手続きが整い、昨年末には、有償・無償も含めて計3件の分譲手続きを行いました。妊婦や児の血清、DNAや臍帯等のお問い合わせをいただき、計138検体の検体と付随する臨床情報の払い出しを行いました。それに伴い、価格表の改定を行い、細やかなニーズにすぐに対応できるように準備を進めています。バイオバンク用のさらに利用しやすい包括同意についても、12月に当センターの倫理委員会の承認を得ました。

また、年末には、病院の外来の一角にバイオバンク専用のブースができました。ブースにはAIロボットのkibiro(キビロ)を常駐させ、バイオバンクに関する質問のやり取りを行い、バイオバンクの同意説明の際には、担当者に引き継ぎ、担当説明者よりご協力者に説明を差し上げています。

利用しやすいバイオバンクを目指して、スタッフ一同、頑張っております。

NCGG

2017年8月21日、国立長寿医療研究センターメディカルゲノムセンターバイオバンク(NCGGバイオバンク)は国立大学法人東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)と共同研究契約を締結し、共同研究を開始しました。一般住民(健常者主体)対象と疾病対象のバイオバンク間の包括的な連携は、我が国でも先進的な事例です。本連携により、NCGGバイオバンクが保有する認知症等の老年病を中心とした患者由来の検体と東北メディカル・メガバンク計画の一般住民由来の検体を統合解析するなどし、直面する超高齢化社会における健康寿命の延伸に向けた研究に取り組みます。ToMMoが運用するバイオバンクと、NCGGバイオバンクが一翼を成すナショナルセンターバイオバンクネットワークは日本の三大バイオバンクのうちの2つであり、今後、オールジャパンでゲノム医療等を支援する体制の構築に繋がることが期待されています。

ToMMo山本雅之機構長(左) NCGG鳥羽研二理事長(右)

 

NCBNカタログデータベース登録状況(2018年1月24日時点)

◆カタログデータベース登録者数・検体数

◆登録者の性別割合

◆疾患ごとの登録者の性別割合

◆登録生体試料ごとの利用申請条件(グレード)

PDF版は「こちら

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