Summary

J Allergy Clin Immunol. 2013 Feb;131(2):590-2.e1-6. doi: 10.1016/j.jaci.2012.09.005. Epub 2012 Oct 16.

Antigen-specific T-cell responses in patients with non-IgE-mediated gastrointestinal food allergy are predominantly skewed to T(H)2.

Abstract:

日本語要旨:

難病であるIgE非依存性消化管アレルギー患者の症例登録システムを立ち上げ、全国から末梢血の送付を受け付けるシステムを構築した。この疾患は従来IgEが関与しないアレルギーとして、細胞性免疫(Th1型免疫)が主体であると考えられてきた。患児由来の末梢血単各細胞をin vitroで食物抗原刺激し、5日目の培養上清のサイトカインプロファイルを測定したところ、患者では抗原特異的にTNF-a等の炎症性サイトカインと共に、IL-13やIL-5などのTh2サイトカインが大量に産生されている事が明らかとなった。症例数の少ない希少疾患であってもこのような全国レベルの患者登録システムを成育が中心となって構築し、検体送付システムを立ち上げることが、病態の解明に有意義であることが示された。

PMID:  23083674

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