Summary

JAMA Neurol. 2018 Feb 1;75(2):259-260. doi: 10.1001/jamaneurol.2017.3875.

New Criteria Needed for Antisynthetase Syndrome-Reply.

Abstract:

日本語要旨:

2017年に我々がJAMA Neurologyに発表した論文(Noguchi E. et al. Skeletal muscle involvement in antisynthetase syndrome)に対しCastanedaらから寄せられたコメントを元に、抗ARS症候群に対し以下の3点を追加して述べる。 ①我々は重度の四肢筋力低下、頸部筋力低下、嚥下障害、筋萎縮の頻度は抗OJ抗体要請の患者で明らかに高かったと報告したが、Castanedaらは、抗OJ抗体陽性患者20例中8例で、低緊張があり、フォロー中に筋炎の症状を呈さなかったと指摘している。我々のコホートには、低緊張を主訴とする患者は含まれておらず、その点が、Castanedaらと異なる。 ②抗ARS症候群において、骨格筋症状以外では、皮疹と間質性肺病変を認めた。更に41%の症例で、筋炎の初期症状として関節炎を認めた。このような症例があるため、抗ARS症候群のマネージメントには神経内科医だけでなく、リウマチ科の医師の協力が必要である。 ③抗ARS症候群の新しい基準が必要である。また、抗体測定方法が慣習的になり、世界的に使われるようになることを期待する。

PMID:  29255891

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